99/11/2-4

99/11/2
早いもので、もう丸3ヶ月が経ちました。今日は青山です。まず初めての黒ラブを引きました。特に問題なく良く引けたと思います。気になるとすれば、脚側に付くとき、鼻先が少し出ているように思います。訓練士のプライドとして、これからはいっそう自分に厳しくチェックしていきましょう。

次も初めて引くイエローラブです。良く覚えていないので、これも特に問題はなかったのだと思います。

次は黒の雑種ちゃんです。脚側でちょっと曲がって付くので左手で修正しようと試みました。一発叩いた後は、手を上げるだけで自分で直すようになりました。願わくは、すんなり最初からきちっと付いてくれ!回ってツケは良くやります。

次の時間はパターン入れです。犬たちが日に日に大きくなり、パターンもどんどん入っていきます。最初はイエローの成犬です。なんと座るようになっていて、びっくり!
犬ってすごいし、訓練てすごいです。で、引いてみましたが、上手く座らせることができず。。。吉田先生に、声符と指符も入れるように助言をいただきます。しかし、立ったまま寝ていました。(^^;;;

次はチビ黒ラブの「マテ・ツケ」です。なんか気が散りまくってちっとも集中してくれず、きちんと座らせることができません。リードをはずすことはできず。根気です。あくまでも平常心で。

最後は成犬です。日本犬を引きました。リュウ(?)だったと思います。はじけやすい性質で、あまり派手な手を使わないようにします。左手の指符にじゃれつく癖があり、ぐっと手に力を入れて、辞めさせるようにしました。これは通じたようです。下手に引いたり動かしたりするとその動きが面白くて、よけいに遊んでしまいます。

回ってツケで、待ちが悪いときがあります。何度も根気よく対処します。右手で待たせて、無言で立ち位置に戻ります。座りが悪いときは、チョークを入れたりで、なんとか待たせることに成功しました。あの手この手で対処していきます。ターンはゆっくりしたり、自然にしてみたりで犬の反応を良く見ます。
1inc.Magicなるか!?

 

99/11/4
今日は1時間目は講義でした。今日の出来事というテレビの番組でPDAが犬の虐待をしている との報道があったとのことでした。「え?何言ってるの?」という感じでした。右足を後ろへ入れる手の場面が放映されたそうです。「で、何?」です。足はキレイに入っていたそうです。(^_^)

田村先生のお話。

必要な手は、必要だから入れるのです。ムダな手は一切入れません。私たちは犬全般の話をしているのではありません。犬も人間と同じように、一頭一頭、性質も違います。かかえている問題も違います。それをひとからげにして一般論を論じることには、全く意味がありません。その子その子によって、対処する方法をじっくり考えていくことが必要なのです。例えば、人に噛みつく犬がいたとします。あなたはどう対処しますか?何もせずに放っておけば、その子はいつか人に噛みついて大きな問題になり、まず薬殺はまぬがれないでしょう。生き残れたとしても、一生檻の中か、綱がれっぱなしでかわいがられることもなく死んでいくのが運命です。それこそ虐待ではないのでしょうか?PDAでは、そういった訓練に対する方針を、お客様と充分話し合った上で、それで納得いただき、犬をお預かりします。訓練所はガラス張りで、いつでも見学できる環境になっています。隠れてしていることは、ありません。今回の件で、顧客の方々から、励ましの電話こそありますが、クレームの電話は一切ありません。それどころが、犬を卒業させ、飼い主さんに渡すときの訓練は、自分の犬に対する愛情が深ければ深いほど、厳しく叱りますし、愛情たっぷりに褒めるのです。それもこれも、我が子(犬)を愛すればこそ、なのです。その子のためを思えばこそなのです。

人間をきちんと躾られなければ、とんでもない人間ができあがるのと一緒です。酒鬼薔薇です。「幼い頃は獣と一緒」とは我が妹の言葉。
犬を飼っていますか?飼ったことがありますか?
噛みつく犬を飼っていますか?飼ったことがありますか?
子供を育てていますか?育てたことがありますか?
大人しくて従順な子供ではなくて、やんちゃな子供を育ててい ますか?育てたことがありますか?

動物愛護団体の方々、電話ではなく学校に来て下さい。
噛みつく犬を連れてきますから、その犬を見ながら、その犬について話をしましょう。一般論ではなくて、犬は一頭一頭違うのです。まず、目の前の子について話しましょう。何頭でも連れてきますから、一頭一頭について話しましょう。あなたはどう対処されますか?ご意見を聞かせてください。

この問題は、ペットに対する意識のレベルの低い日本では、まだまだこれから数々のトラブルが起こりそうです。

今日はパターン入れと未成犬を引きました。子犬の「スワレ・フセ」と黒ラブの「回ってツケ」です。回ってツケは、なかなか手こずりました。脚側で付く位置が、どんどん崩れていきます。その場合のリードの使い方を教わります。右手でリードを持ったまま、左側へ犬を送り、リードは離さずにピント張り、正しい位置に犬が来るようにします。この方法で修正したら、その後は犬によく考えさせるようにし、正しい位置を教えていきます。

次はポッキーの脚側行進です。あまりスムーズではありませんが、良く座るようになりました。犬はすごいです。訓練もすごいです。

未成犬は、イエローラブ(プルート?)と黒雑種とチョコラブ(誰?)です。どの子もポイントをつかんで上手く切り替えられたと思います。少しフラフラしましたが、比較的良く引けました。切り替えは、出来れば一発でなんとかしたいです。そのためには、ここだというポイントまでじっくり観察しながら待つことです。そのあとは威圧感でなんとかできるように思います。

手こずる犬を引きたいです。土曜日はどうなる事やら。