99/11/6-9

99/11/6
今日も環八校です。土曜日で人数がとても多く、外と中で引く、という感じで実習しました。

最初、バブを引きました。ちょっと甘い顔をするとフラフラしますが、室内ではわりと良く引くことができました。で、外を希望してでたところ、これが大変でした。まるで性格が変わったように、匂いを嗅ぎまくります。ほとんど下を向いて、鼻先が地面に付いている状態で引くことになってしまい、チョークを頻繁に入れるし、チョークどころか、引っ張りっぱなし状態で、吐く始末です。(^^;;;

おまけにマーキングをするので、3回もおしっこをされてしまいました。これは後でバケツに水を入れて、後始末をしに行かなくてはなりません。とにかく雌と違って、大変でした。あれで練習というか実習になるのか、何を学んだのか、よくわからない状態でした。

帰ってから休憩していたら、河村さんが、先週見たお客様の犬を引いていました。脚側で少し離れて座るのですが、見違えるようです。とても進歩していました。まだ訓練を開始して2週間なので、脚側の位置はそれほど厳しくチェックはしていません。これから徐々に寄せていくということだそうです。河村さんが引いているのを見学して、イメージを頭の中に入れて、次に大塩さんと私が引くことになりました。大塩さんと比較されるのはこれで2回目。なんだか縁があります。(^^;;; アドバイスされるということは成長のチャンスということです。喜ぶべきです。どんどん注意されましょう!(^-^)優等生ではいけません!!!

私はフィニッシュが悪く、脚側でブレて付きが悪くなってしまいます。室内で引いているときも、どうしても犬を目で追ってしまっている自分に気が付きます。姿勢もくずれている気がします。月曜日の課題です。フィニッシュしてから犬を見る!くらいの気持ちで引きましょう。

吉田先生がチョコラブの飛越訓練をしていました。見学中に田村先生のアドバイスが入ります。吉田先生はとても真面目な方で「犬に教えよう」という気持ちより「上手く引こう」「綺麗に引きたい」という気持ちがどうしても強くなってしまうため、引くときのレベルが高くなり、手を落としてあげることができなくなってしまいます。そのため引かれている犬は威圧され、暗く、しょんぼりしています。訓練も人一倍やっていらっしゃるそうです。

訓練士には「幅」というのがあって、それは性格によるところも大きいようですが、自信を持つことによって生まれる余裕が人間性に厚みをつくり、それが訓練に対する姿勢スタンスを良くしていくそうです。幅のある訓練士は、犬を大きく綺麗に見せることができるそうです。

真面目すぎることの欠点は、犬の引き方が一本調子になってしまい、犬を飽きさせてしまうことです。事務的な訓練は犬も好きではありません。自信のなさから、レベルを下げると犬が浮いて綺麗に引けないのではないか、という不案が生まれ、手がきつすぎてしまいます。結果、犬を大きく綺麗に見せることができないのです。

田村先生曰く「わざとブレさせてやろう」くらいの気持ちで臨み「ブレたら教えてあげるチャンスだ」という心構えでいるくらいの方が良い、とのことです。とにかく平常心で。

相手は犬です。そんなに熱くならないで!!!(^-^)

どうも頭に血が上って真っ白になってしまいます。訓練士が真っ白になったら、犬に伝わります。日常から平常心を心がけましょう。何事に対しても冷静にいられる訓練は、いろいろな意味で有効です。犬が思い通りにならないのは、自分に原因があるのです。だって、先生は引くことができるのですから。

河村さんがラウンジにいて、室内で田村先生が吉田先生にアドバイスをするのを、良く聞こえないのでドアを少し開けて聞いていました。その姿勢がとても印象的でした。

吉田先生が引いていた先ほどのチョコラブを河村さんが引いていて、田村先生が指導をしていました。レベルがとても高い話なのですが、内容を感じとることはできます。

飛んでから座りが悪く、ストンと座らせるよう訓練を入れています。田村先生曰く、飛んでから一瞬、犬が訓練しを見る瞬間があるそうです。その時をつかん肩を入れ、指符を入れるよう指導しています。指符は人差し指をピンと立て、腕は90度の角度で空を指します。そのタイミングをつかんでいきます。「ほら、そう、そこだ!」の声で、河村さんがポイントをつかんだのがわかります。とても感動的な場面です。高度なだけに、かっこいいです。犬の心理をこれほど読めることができるなんて、すばらしいです。そんなふうになりたいです。わからないなりに、感覚では先生が言っている意味は理解できるような気がしました。身体でつかめることとは別として、、、。バーをくぐろうとしたときは、バーをワシづかみにします。

 

99/11/9
思い出せる範囲で書きます。Bコースのメンバーで初めての環八校です。回ってツケの黒ラブから入ったら、リズムがとれず困ってしまいました。何を引いたのか良く覚えていないのですが、バブをラストに引きました。付きが悪かったり、右で止まったりの末ラウンジに戻ると「中西さん厳しすぎです。びっくりするくらい厳しい。」と田村先生にご指導いただきました。下げたら下げすぎてしまうし、、、。
(犬/原田さん/田村先生/飛越)
飛んでから座らなかった場合、スワレの指符を出しますが、決して前に出ないこと。前に出るということは、犬に負けることを意味します。弱気になって前に出たら、犬に勝ったと思わせてしまい、今までの流れがすべて壊れてしまいます。フィニッシュはきちんととるように。フィニッシュで威圧感を与え、ストンと座らせるようにします。フィニッシュに問題があると、飛んでからブレたりする原因になります。まず自分の気持ちを静め、整えること。気持ちの乱れは犬の乱れに現れます。犬が飛べずに迷っていたら、すかさず前に出て促してあげます。それでもダメなら左足を引いて「飛ばなくてはダメでしょ」という気持ちを込めて飛ばせます。自分のリズムを犬に壊されないように充分注意します。

浦野先生のリョウの脚側行進を見学しました。リードチェーン無しの時、歩き出して「ツケ」の指示を出す際に、リョウの頭を撫でてそのままスムースに流れるように歩き出しました。動きの流れを切らない、気持ちを切らないとはこのことか、と思いました。

犬にリードを付けて訓練所に出入りする場合は、まず先に周りの犬を注意し、制するように心がけます。

手足をあまり大きく動かさないようにすると、動かしたときに目立ちます。効果が上がるはずです。レベルをあげすぎてしまうと、犬がそれでもブレてしまう場合など、それ以上手を上げようがなくなってしまうので、手を上げて犬が直ったら、手を下げるように心がけます。