
石原モグ
トイプードル ♂ 9才(里犬)
ご相談内容(2018年5月18日)
・2月に里親として迎えた
・母親にはなついたが、他の家族(夫、娘二人、息子)に噛みつく
・噛まれないように気をつけているが、近寄ると唸る
・9年過ごしてきた別の飼い主さんとの生活を想像しながら接しているが、
より良い関係を築きたいと思っている。
飼い主さんからのメール・2018年5月22日
目からウロコのお話、ありがとうございました。
あれから、みんなが注意することで、
びっくりするほど唸ることがなくなりました。
ただ、残念なことに、長女が差し出した指にまたまたガブリといきました。
本人は、いつも舐めてくれるから。。
と相当びっくりしたようですが、先生の言葉を思い出し
「何が怖かったのかな」
「前から出された手がどうくるかわからなかったから怖かったんじゃない?」
と泣きながらも考えていました。
次女はチーズ仲間になることで、かなり距離を縮めています。
お散歩もおやつ効果で(行くまでに時間がかかりますが)
私ナシでも行くようになりました。
相変わらずめんどくさいオジサンですが、
モグも少し心をひらいてくれた気がします。
夜のハウスも、やはり時間はかかりますが
「もうそろそろねようね」
と話しかけて説得?すると聞き入れてくれるようになったんです~
といいつつ、ついさっき、膝にのってたモグがガブリときて
ちょっぴり凹んでます。
ボヤーっと違うことしながら膝にいたのでどこか痛かったのかな。。
突然触ったりしたかな?と思い返しましたが
私が何しろぼーっとしてたので思い出せず。
そんなこんなでまだまだ道半ばですが、モグが楽しいこと、
嫌なこと、少しずつわかることが増えていくといいな、
とおもっています。
Doggy Labo 中西より
里親になった場合、今までの生活がどんなだったのか、
わからないで戸惑うことも多いかと思いますが
一生懸命、心を傾けて、その子の声を聞いてあげると
少しずつ、彼らが言いたいことがわかってきます。
「噛む」=「あなたが嫌い」では決してありません。
「嫌だ」「怖かった」
そう言っているだけで「不安」というメッセージだと
2000頭以上の犬たちと出会ってきて、実感しています。
彼らは決して、威張っているわけではありません!
そんなことありえません!
そうして「よりそう」ことで、動物の声を聞けるようになることで
人間も成長させてもらっているような気がします。
話しかけて説得して、それを聞き入れてくれたなんて
すばらしいことですね!心がつながりましたね!
モグさんの残された余生、素敵なご家族の力で
ハッピーなものにしてあげてください。
応援しています!
